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Valve、NY州ルートボックス訴訟に真っ向反論。「ポケモンカードやラブブと同じ」と主張、ガチャ規制の行方は

Valveがニューヨーク州のルートボックス訴訟に対し公式声明を発表。CS2のルートボックスをポケカと同列に扱い、全面抗戦の構え。

Valve、NY州ルートボックス訴訟に真っ向反論。「ポケモンカードやラブブと同じ」と主張、ガチャ規制の行方は

Valveは3月11日、ニューヨーク州司法長官レティシア・ジェームズ氏から提起されたルートボックス関連の訴訟に対して、異例の公式声明を発表した。

「ポケモンカード、MTG、ラブブと同じだ」

Valveの主張の核心は、『Counter-Strike 2』『Dota 2』『Team Fortress 2』のルートボックス(ランダムアイテム排出)は、現実世界のポケモンカードやMagic: The Gathering、ラブブ(LABUBU)といったブラインドボックス商品と本質的に同じだ、という点だ。

いずれも「中身が分からない状態で購入し、ランダムな結果を受け取る」仕組みであり、これ自体は違法ではないと反論している。

訴訟の背景

ニューヨーク州司法長官は2026年2月、Valveのルートボックスが「違法な賭博」に該当すると主張する訴訟を提起した。その根拠は以下の通り。

  • ルートボックスの開封演出がスロットマシンに酷似
  • 獲得したバーチャルアイテムは実際の金銭で売買可能(一部アイテムは100万ドル超)
  • 子どもや青少年をターゲットにしたギャンブル依存のリスク

NY州の刑法では、「価値のあるものを賭けて、偶然の結果によって価値のあるものを得る行為」を賭博と定義している。

Valveの反論ポイント

Valveは声明で、以下の点を強調した。

  • ルートボックスから得られるアイテムは**すべてコスメティック(見た目のみ)**で、ゲームプレイに影響しない
  • 第三者のギャンブルサイトには協力しておらず、100万以上の関連アカウントをBANした実績がある
  • 州が求める「デジタルアイテムの移転禁止」や「追加の年齢認証」は、ユーザーや他の開発者にとって有害

Redditではこの声明に対するスレッドが1120コメント、921 upvotesを記録し、ゲーマーの間でも大きな議論を呼んでいる。

ゲーム業界全体への影響

この訴訟の結果は、Valveだけでなくルートボックスやガチャを採用するすべてのゲームに影響する可能性がある。ほぼ同時期にValveに対する集団訴訟も別途提起されており、米国におけるガチャ規制の潮流が本格化する兆しが見える。

日本ではコンプガチャが2012年に規制されて以降、確率表示が標準化されているが、欧米では法的な枠組みがまだ整備途中だ。今回のValveの主張が認められるかどうかは、その方向性を左右する試金石になりそうだ。

ソース: Kotaku

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